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第56回日本透析医学会 学術集合・総会にて以下の発表を行いました。
クリットライン(CLM)を使用した循環血液量測定による至適ドライウエイト(DW)の検討
(医)聖水会高山クリニック臨床工学部、聖水会小笠原クリニック
○上妻功(こうづまいさお)、尾崎泰史、蟹山斉、高山政之、小笠原陽
【目的】透析療法において除水管理、特にDWの設定は重要である。血圧や心胸比など様々な要因で決定されるDWを、CLMを用いた生食希釈法にて循環血液量を算出することによりDW設定の要因になり得るか検討した。
【方法】透析中の臨床症状が安定している22名の患者で循環血液量を、CLM法と、身長・体重からの計算法、血圧、CTRを含め比較検討する。
【結果】後体重がDWと考えられた患者6名は循環血液量比、透析前血圧、CTRが前1.25. 159mmHg, 50.3%, 後1.09, 130mmHgであった。余剰水分状態と考えられる患者8名では前1.67, 166mmHg, 48.3%, 後1.49, 139mmHgであった。また、過除水状態と考えられる患者5名では前1.05, 154mmHg, 48.7%, 後では0.90, 126mmHgであった。また3名が判定不能であった。
【結論】DWが適正と判断される症例では、CLMで求めた循環血液量は、透析後で計算値と近似値を示し、DWを決定する上で循環血液量の測定は有効であると考えられる。
血液流量に対応する至適透析駅流量の検討
(医)聖水会高山クリニック臨床工学技士部、小笠原クリニック
○中野翔大(なかのしょうた)、姉川聡美、森邊朋子、蟹山斉、高山政之、小笠原陽
【目的】近年、透析装置ごとに透析液流量(QD)が比較的容易に設定できる事から、実験的に各血液流量(QB)とQDにおけるクリアランスの測定を行い、各QBに対応したQD条件を導き出した。これにより透析液使用量の適正化と、それによる透析効率への影響について検討した。
【方法】ダイアライザーはCX-1.6U, 2.1U, FB-150Uβ, 210Uβを使用。UN, Cr, VB12各100, 10, 2mg/dlの模擬血液を作成しQB150〜300ml/min, QD300〜600ml/minと段階的に条件を設定しクリアランスを測定した。さらに各患者に設定し比較検討した。
【結果】各QBの適正クリアランスはQB150/QD300, QB200/QD450, QB250/QD550であった。当院でのQD500一定と比較して、透析液使用量は12%減少し、KT/Vはp < 0.05で有意の上昇を得た。
【考察】患者QBごとのQD設定は作業の手間を容認すれば、血液流量200ml/min以上の患者についても適正な透析液流量を確保でき、資源である透析液の有効な配分が可能であった。 |
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